【シン・ウルトラマン】リピア=ノア説について考察してみる【ウルトラマンネクサス】

シン・ウルトラマンの主役、ウルトラマンこと『リピア』。彼は一見、ULTRAMAN(2004年、映画)やウルトラマンネクサスの主役である『ウルトラマンノア』(別名ネクサス、ネクスト )とは別人に見えます。


しかし… 実はこの二人が同一人物なのではないかという説があるのです。


ウルトラマンノア

すごい力を持つ伝説級のウルトラマン。時空を超え、宇宙から別の宇宙へ移動できる(つまりマルチバースを越えられる)


ウルトラマンネクサス

ノアが弱体化した姿だが結構強い


ウルトラマン・ザ・ネクスト 

ノアが一番弱体化している時の姿。銀色と赤色の時があってこれは銀色の方(弱い)。


自分で自分の宣伝をする二人

この時はまだ、彼らとノアが同一人物だと気づくものはいなかった


とぼけた顔をするシン・ウルトラマン(リピア)

こいつが誰かと同一人物でないという保証はない



1.ノアの神

初代ウルトラマン第七話「バラージの青い石」では、五千年前にバラージの街を襲った怪獣・アントラーが登場します。アントラーは『ノアの神』によって倒されたと言われており、ノアの神が持ってきた『青い石』だけがアントラーの弱点です。


中近東に位置する寂れた国、バラージ王国では、今でもその伝説が語り継がれています。そして、その王宮にはノアの神の石像が飾られているのです……


が!


その石像、よく見ると初代ウルトラマンに激似。それでいて、胸にはカラータイマーがついていません。まるでリピアにそっくりではないでしょうか。

ノアの神

初代マンに似ているが、カラータイマーがついていない


シン・ウルトラマン(本名:リピア)

初代マンに似ているが、カラータイマーがついていない


しかし、ノアの神の名前はむしろウルトラマンノアに似ています。そのため、これまではノアの神=ウルトラマンノアという解釈の方が多数派でした。一体、ノアの神の正体はリピアなのか、ノアなのか?



2.リピア=ウルトラマンノアの過去の姿?

そこで、ウルトラマンノア=リピア=ノアの神という図式が登場します。

なお、ウルトラマンノアは複数の姿と名前を持ち『ウルトラマン・ザ・ネクスト 』『ウルトラマンネクサス』とも呼ばれますが、同一人物なので混乱しないように。


実際、ノアとリピアにはいくつかの共通点があるのです。


・単独でマルチバースを移動できる能力

・基本は銀色一色

・桁外れな力。特にラストバトルのパンチがすごい()


おそらく、初代『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』の物語が始まる前に、マルチバース同士の交流が盛んな時代があったのでしょう。それは同時に、星々が宇宙の壁すら越えて争う過酷な世界でした。そんな世界では、リピアのようにマルチバースを超えられる存在が数多くいたのでしょう。


しかし、何かのきっかけでマルチバース同士の交流が減少・あるいは制限され、マルチバースを越えられる種族は珍しくなったのだと思います。


例えば、スペースビーストのように繁殖力も戦闘力も強い存在は、一つの宇宙に閉じ込めておくべきでしょう。コロナ対策と同じで、隔離しないと危険が広がってしまうからです。


そんな中、リピアはさまざまな宇宙を駆け巡って禍威獣やビーストと戦い、幾億年の時の中で以前とは異なる姿に成長したのかもしれません。それが『ノア』なのかも…


スペースビーストとの戦い



3.ネクサス、それは受け継がれてゆく光の絆

そして、一番重要なことがあります。それは「人間はなぜ他の個体を助けるために自分を犠牲にするのか」というリピアの疑問。その疑問に対する答えが「絆」だとしたら、どうでしょう。人間は弱いからこそ助け合う。助けることで自分の身を犠牲にすることもあるけど、それは決して無意味ではない。それは絶望ゆえの行為ではなく、未来へつなぐ希望。


リピアの問いかけは、『ウルトラマンネクサス』という作品のテーマにかなり合致するのです。


4.ネクサスとエヴァ

なお、庵野秀明氏とウルトラマンノアはまったくの無関係という訳でもなく『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』の「シンジが綾波の手を掴むシーン」はウルトラマンネクサス最終回の「孤門が凪の手を掴むシーン」にすごく似ています。

(※ネクサスの方が先です)


そのため、ウルトラマンノアとリピアの関係性についても庵野氏が何か考えている可能性はありますが…


残念ながら、ノア=リピア説はファンの解釈の一つ。公式に明言されたものではありません。ですから、この記事にはこれ以上書くことがないのです(ネタ切れ)


しかし、小ネタとしてはなかなか面白いので、皆さんも妄想を膨らませてみてはいかがでしょうか。


ついでに!興味のある人は映画ULTRAMANウルトラマンネクサスを見てくれよ!!!よろしくゥ!!!!(強火のオタクしぐさ)

シン・ウルトラマンの良かったところ

批判だけ書くのはフェアじゃないので、良かったところを書きます。ぶっちゃけ、大嫌いな作品って訳でもないですからね。

☆怪獣、宇宙人の解釈がすばらしい
まずデザインがすごいですよね。ザラブの背中にはびっくりしたし、原作以上に「シンプル」なメフィラス星人のデザイン。ウルトラマンの色の変化も面白かった。ガボラのドリルもすごい(小並感)

一緒に観に行った妹から「ラスボス扱いは解釈違いになるオタクも多そう」と言われました。が、オタクの間では有名なネタなので、ある意味合ってると思います笑(気になる人は調べてください、ゾーフィ ゼットンで検索!)

ゼットンの炎は一兆度」という設定も元は公式じゃなくて、子ども向けの本に勝手に書かれた設定なんですよ。空想科学読本では「そんな炎があったらただじゃすまない」と考察されてますが、「そうだよ?(太陽系破壊準備)」というのはキレッキレの回答ですよね。最高。

☆子どもにウケてるのはスゴい!

これは一番良いことです。ウルトラってすごく歴史がありますから、賛否両論の一つや二つ、入り口としては十分なくらいです。その入り口から、さらにウルトラの世界に潜り込んでほしい。また、シンウルが大好きな子がいるなら、その子が大人になった時にどんな感想を抱くのか。ふつうに興味深いです(長生きしとこ…)。

また、禍威獣・外星人の奇想天外な描き方も、非常に良い。子どもたちはそこから、科学への興味や好奇心、センス・オブ・ワンダーなどを抱くはずです。

例えば、電子機器やネットが当たり前の世界で、それを自在に操ってしまう外星人たち。常識を超えた世界が地球の外にあるのだと、想像させてくれますよね。

ゼットンの一兆度の炎も、「太陽系が滅ぶってどういうこと!?」ってなりますよね。それ以前に「たいよーけーって何?いっちょーどって何?」って感じでしょうけど、どちらにせよ知識を得るキッカケです。

マルチバース」みたいなオタク的には名の知れた言葉も、子どもたちにとっては初めての言葉。そういった科学的な言葉への興味を持ってくれるのは良いことです。

また、巨大アサミヒロコのような荒唐無稽な存在でさえ「頑丈で均一な粒子で全身が置き換えられている」と、科学的な分析をさせているのが見事です。

そういう部分が良かったですね。

☆その他

シン・ウルトラマンことリピア氏、
めちゃくちゃヒビノ・ミライに似てる。

【否定的】シン・ウルトラマンの感想・評論

結論から言うと、10点中5点です。あと、ブルーレイが発売してても買わないと思います。


まずは『セクハラ』の件、その次はヒーローや怪獣の描き方について、その次は『スパイダーマン』や『ドクターストレンジ』との比較について語ります。


一つ目。面白かったシーンもそこそこあるんですけど、「アサミヒロコが自分のお尻を叩くシーン」が序盤から出てきて、要所要所でまた出てくるのがキツくて……。昭和のオヤジ趣味かよ、って思いました(ちなみに僕は2000年代生まれの男性です)。


巨大フジ隊員ならぬ、巨大アサミヒロコは良いですよ?だって原作からある表現ですし。でも尻はちょっとなあ… ウルトラって、元々セクハラ描写が少ないシリーズですし、今回の「お尻たたき」もストーリーに要らないですよね。今回ばかりはフェミニストが正しい。


多くの物語において、序盤は全体の予告です。ジョジョ第一部の序盤では「石仮面」「馬車の事故」「ジョジョとディオの出会い」などが描かれます。第八部の「四つのキンタマ」ですら、ストーリー上の謎として、意味をもった描写です。


じゃあヒロコが自分の尻を叩いたり、ゼットン戦では神永の尻を叩くのは何の意味がある訳?


もしかしたら、監督のコンセプトは「自分の好きなものを描くこと」で、一貫してるのかもしれない。でも、観客はセクハラ好きとは限らないぞ???


あと、ヒロコの匂いを嗅ぐシーンもダメだなあ… 長々と嗅ぐし、ケツの方まで嗅いだりするし… スンスンって、ちょっと嗅げばOKでしょ。



次。ヒーローの描き方について。今回のウルトラマンは、戦犯度合いが強すぎる。


今までのウルトラマンでも、ウルトラマンが原因で地球が被害を負う事はあったと思います。例えば、エンペラ星人は光の国への恨みを晴らすために地球を利用し、様々な怪獣・宇宙人を送り込みました。また、ベリアルやトレギアの行動は、様々な宇宙で被害を出しました。


それでも、今回ほどじゃない。特にメビウスやニュージェネなどの作品は、M78ワールドのウルトラマンが積み重ねてきた、様々な戦いの歴史を背景にしています。その中では、地球を脅威に晒した回数よりも、地球を救った回数の方が遥かに多いと思います。


シンウルでは、禍威獣と人間の戦いにウルトラマンがお節介を焼いて、その結果、神永が死んでしまい、神永と命を共有した結果、外星人に地球が狙われ…

と、ものすごいレベルのマッチポンプ!!!アカン!!地球滅びるよ!!!ヤバいよ!


こういうマッチポンプってアメコミがやりがちな印象だったので、まさかシンウルでやるとは思いませんでした。しかも、ラスボスは侵略者ではなく、光の星から送り込まれた怪獣兵器。太陽系を丸ごと消せちゃうやつ。ヤバい。ウルトラマンがそこまでやってどーする。


この映画のテーマはウルトラマンと人間の絆だと思うんですよ。アサミヒロコの役割は、観客に近い存在であり、人間の代表。初代ウルトラマンでいうと、第三話のネロンガ回にも登場したホシノ少年のポジションです。つまり、アサミヒロコに感情移入することで、ウルトラマンとの絆を体感しやすくなる。


ところが、例のセクハラシーンが繰り返し出てくるせいで、盛り上がるべきところで冷めちゃったり。神永/ウルトラマンの方も、ハヤタやミライと比べて、正義感とか情熱とかが感じづらいキャラだと思いました。そこはシンゴジのようなリアル風味より、ミライのように漫画的な描き方をした方がよかったかも。


怪獣の話。これ、途中から禍威獣関係ないですよね?


初代マンの場合は、第一話が宇宙怪獣で第二話が宇宙でした。だからラスボスが宇宙怪獣でも同じ『軸』の物語だと思えます。セブンは一貫して宇宙人との戦いでした。


一方のシンウルはどうでしょう。禍威獣との戦いで始まりながら、それが外星人やゼットンという脅威を引き込み、最後は禍威獣じゃなくてマルチバースの外星人たちという脅威で終わる。禍威獣は???


おそらく帰りマンを意識したのでしょうが、舞台装置的な、単なる敵としての怪獣は、僕としてはダメです。やはり怪獣が主役であってほしいし、「人類の自然破壊で呼び覚まされた怪獣を、深く悩みもせずにウルトラマンが倒す」というのはダメです。そのせいで怪獣以上の脅威を持ち込むのはもっとダメ!


怪獣の描き方にテーマ性を感じなかったんですよ。例えば、ティガの怪獣は人知を超えた、闇に近い存在。ガイアの怪獣は同じ地球の生物。コスモスでの怪獣は、敵にも味方にもなるが絶対悪ではない、混沌の存在でした。妖怪に近いかも。


劇場版『ウルトラマンコスモスvsウルトラマンジャスティス』では、コスモスにとっての『光の国』にあたるデラシオンが地球を消そうとする展開があります。コスモスをリピア(シン・ウルトラマン)、ジャスティスをゾーフィ、デラシオンを光の国に置き換えると、その物語は非常によく似ています。


けれども、デラシオンが地球を消そうとしたのは、コスモスのせいではありません。また、地球怪獣も人間と同じように、デラシオンの送り込んだロボット怪獣に立ち向かっているのです。これはコスモスにおける地球怪獣が、人類と共存可能な『混沌』の存在だからです。また、コスモスの本編が、人間とウルトラマンと怪獣の関係性を、じっくり描いたからできた展開です。


それに比べると、シンウルの禍威獣は単なる敵、サブ要素として出てきただけに見えます。地球人の自然破壊が原因で現れたなら、単なる序盤の敵として扱うべきではない。逆に、単なる敵として扱うなら、『ある怪獣や宇宙人や天変地異が原因で現れた』みたいな理由づけをしてほしかったです。


コスモスはQや初代マンを意識した作品(リトラ→リドリアス、ゴメス→ゴルメデなど)ですが、ULTRAMAN(2004)やZなどもそういう作品です。前者はビーストという宇宙怪獣vs純粋なヒーローたるウルトラマンの戦いですし、Zはもうちょっと複雑ですが、地球怪獣の扱いとラスボスの扱いはZの方が上手いような気がします。


次。マルチバースについて。最近は「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」や「ドクター・ストレンジ/狂気のマルチバース」など、マルチバースを扱うヒーロー映画が増えてます。また、『ニュージェネ』作品でマルチバースを扱ってるのは、ウルトラファンならご存知ですよね。


そうした作品と比べるとマルチバースという言葉が、単なるスケールのデカい言葉になってしまったのが残念です(と言いつつ、子どもたちに科学への興味を持ってもらうためならOKですけど)。


実際にマルチバースを移動したり、異世界から敵が現れるような展開はなかった訳で、それなら「マルチバース」という言葉を「全宇宙(この宇宙全て)」という言葉に変えてもいいですよね。宇宙って一つだけでも広いですし。


あと、単純に「あ、MCUと被っちゃったか〜」みたいな感じがあります。わりとオリジナリティの少ない映画だったと思うのですが、『ヒーローの行為・責任で、守るべき世界を危険に晒してしまうこと』『その脅威にヒーローが立ち向かうこと』『マルチバースという設定』、この辺がスパイダーマンドクター・ストレンジと被ってます。


つまり、その辺の展開にオリジナリティを感じないから「え、そうなるの!?」という驚きもないし、スパイダーマンなどのMCU作品と比べちゃう訳です。

(もしもウルトラマンが「地球を守るために、地球に関する記憶を全マルチバースから消してくれ」って頼んで、ゾーフィが魔法を使い始めたら、その方が面白かったかもw)


しかも、スパイダーマンは他の世界からヴィランが出てくるだけでなく、三人のスパイダーマンが出てくるのが素晴らしい。世界が繋がったことで、三つの物語がクロスし、完結編を迎えた訳です。そりゃ感動ものよ!


ドクターストレンジは、『異世界の自分とどう向き合うか』が重要なドラマになっていますし、何よりマルチバースの表現がすごいです。連続でマルチバースを移動するところなんかマジでスゴい映像でした。迫力!芸術!


そういう作品に比べると、マルチバースの描写が微妙なんですよね。さらに、スパイダーマンやドクターストレンジの方がヒーロー度は高いという。


とりあえず、夜も更けてきたのでこの辺にします。


p.s

この映画が好きな人は、もちろん好きでいてくれて構いませんし、子どもたちがハマってるという噂も嬉しいかぎりです。僕は子どもの頃、初めて映画館で見た映画が『ウルトラマンコスモスvsウルトラマンジャスティス』でした。コスモスは子供騙しと言われることもある作品ですが、僕はそこから様々な学びやインスピレーションを得ました。その思い出は今も輝いています。同じように、皆様もどうか自分の感想を大事にして、物語を楽しんでいただきたいと存じます。


おわり

ある世界の話

この宇宙が生まれる前、二つの宇宙があった。光の宇宙と闇の宇宙である。


光の宇宙にはジ・アイオーンという精神生命体がおり、光の力によって宇宙を護っていた。そこには、星々を超えて広がる超古代文明があった。


闇の宇宙にはダーク・アルコーンと呼ばれる機械生命体がいた。彼らは光の宇宙に出現し、ジ・アイオーンの力を奪おうとした。また、彼らは星々の文明を襲い、そこに住む人々を吸収した。


光の宇宙に出現した6体のアルコーンを、12体のルクス・マキナが迎え撃つ。その結果、5体のアルコーンを倒したものの、5体のルクス・マキナがその中に吸収され、アルコーンの身体と混ざり合っていた。


ダーク・アルコーンのさらなる侵略を制限するため、そして五体のルクス・マキナを回収するために、ルクス・マキナの1体が光の宇宙の中に『結界宇宙』を構築した。その領域はいくつもの銀河を包み込む広さであり、その中心には太陽系があった。


現代。アポロ11号が月面人(ルナリアン)と接触したのを機に、人類は地球外の種族と交流を持つようになっていった。人類は自分たちの技術とは別の技術、『魔法』をルナリアンから学び、結界宇宙の秩序を超えた存在『モンスター』のことを知る。


人類は地球の他、火星や月にも移住するようになり、宇宙人たちの作った組織『宇宙警備隊』も地球人(アースリング)と関わるようになっていった。


火星には、宇宙警備隊の養成校である『学園都市ニミュー』がある。この学園には地球人も通っている。ニミューはディム・ラニース共和国に属している。


火星にはもう一つ、「ルモフェイル帝国」という国があった。ルモフェイル人はアルコーンを崇拝し、闇の魔法を使う。女王ルーツィフィアもまた、闇の魔女にして強力なレヴェナントである。


レヴェナントとは何か。ダーク・アルコーンの力で汚染された生命体、死体は、レヴェナントに変化することがある。レヴェナントは再生能力と、モンスターへの変身能力を持ち、さらに個体ごとの異能を持つ。レヴェナントは他者から光のエネルギーを吸収したり、闇のエネルギーで他者を汚染する。その存在はアルコーンにとって「駒」あるいは「効率的な食事」である(ただし、ルーツィフィアはアルコーンの支配を拒み、それに匹敵する力を持っている)。


ルモフェイルは闇の力による火星全土の支配を企んでおり、一方のディム・ラニースは宇宙警備隊の援助による決着を望んでいる。だが、双方とも互いを滅ぼせる力があるため、大規模な戦いはなかなか起こさない状態が続いている。



【MCU】スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホームの考察と感想・前編【SONY】

どうも、マンボウマンボウです。今回はアメコミ映画スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」について、感想と考察を書いていきたいと思います。


今回は前編ということで、感想の方がメインですかね。後編では「この映画におけるヒーロー性とは何か」について掘り下げてみようかと思います。


ネタバレ注意!!!



1.おおまかな感想


超!

最高ッ!!


いやあ、ファンにとっては最高の一作でした……

語れる所が多すぎて逆に言葉が出てこないのですが、


素晴らしい

驚きに満ちている

結末がすごい

人生


といった感じでしょうか。ちょっと抽象的ですかね。


全体的な印象としては「過去作のヴィランやヒーローに対する救済と、MCUピーターの再出発を描いた作品」だと感じました。なので、ストーリーを読み解く上でも、過去の作品(サムライミ版スパイダーマンと、アメイジングスパイダーマンのシリーズ)を見た方が良いかと思います。また、人生の難しさという点で、主人公には共感しましたね。


てか、過去の二つのシリーズは両方とも打ち切りエンドだったので、その部分の不満が解消されたのも良かったです。


ピーター2(サムライミ版のピーター)はノーマン・オズボーン/グリーンゴブリンを救えたし、ドクオクとも再会できた。

(ヴィラン化したノーマンとハリーを死なせてしまったからか、「治療法をずっと考えてきた」というのが重い…)


ピーター3(アメイジングのピーター)「自分にとってのMJであるグウェンを失いましたが、今度はピーター1MJを救う事ができました。ついでにマックス・ディロン/エレクトロとも和解。


このように、ヒーローの無念が解消されることで、ファンの無念まで解消されていくという極楽のような映画でした。


……ある事を除けば……



2.失ったもの、そしてオリジンについて


ぐわーー!!!つらい!!!!


辛すぎます。今までで一番明るいと言われていたMCUのピーターが、ここにきて一番孤独で一番悲惨なピーターになるとは。最悪ですよ。東映スパイダーマンの歌詞が似合う感じ。


ハア


「この映画を見ると、エンドゲームと同じくらいに冠婚葬祭をした気分になれるよ」と妹に教えましたが、妹は、


「これ、冠婚葬祭の『婚』の要素なくね?」


とツッコンでくれました。


冠葬葬祭。


なんちゅー残酷な脚本だい。てゆーか、メイおばさんをベンおじさん役にするなんて、とんでもねえ発想だぜ。



3.バトル面と、スパイディの能力について


どのバトルもすごい迫力でしたね。ドクオク戦もそうだし、エレクトロ戦も、アパートでの戦闘も、すごい戦いでした。ヤバい。あと、スパイダーセンスがピィィーーーンって鳴るシーン全部好き。


ラスボスがグリーンゴブリンなのも良かったですね……。シリーズ全体のファンとしては、やっぱり最初の敵に思い入れがあるので。


それに、最初から仮面を外しているというのが非常に良かったです。


一つは、スパイダーマン1とは違うのだ、ということ。良き大人として登場したはずのノーマンは、薬の副作用で二つの人格を持つ男になってしまいました。それを象徴するのが、ノーマンの自宅にある大量の仮面と、鏡ですね。最後は仮面を外しましたが、悪人として死にました。


それがこの映画だと、登場時点で二つの人格を持つ男として登場し、表人格は仮面を捨てる訳ですね。ここが重要です。あくまでも、表人格は普通の人間に戻りたいんですね。そして、メイおばさんも彼に協力するし、ピーターも協力する。


「君は優秀だな、私の世界まで通勤しないか」というセリフは非常に良かったですねえ

そのあと裏人格が覚醒して、ピーターをボッコボコにした上メイおばさんを殺しちゃうんですけどね!!!!ちくしょー!!


二つの点は、ウィレム・デフォーの演技が堪能できた事ですかね。最初は字幕で見たんですけど、顔も声もノーマンの二面性を上手く表現していて、仮面をつけていなくても、グリーンゴブリンに見える。ヤバい。

俳優さんたちも、ウィレムの演技力にはビビって、撮影中なのに見入ってしまったらしいですね…(ソースはブルーレイのオマケ映像や、ネットのインタビュー記事)


ゴブリンの話をしすぎたかな。次はスパイダーマンの話です。



MCUスパイダーマンって、他の映画スパイダーマンと違う所が色々あるんですよ。例えば、本来のオリジンである「ベンおじさんの死」や、「クモに噛まれるシーン」が描写されていないこと。


それと、何気にドクター・ストレンジの魔法に勝ったんですよね。ある意味ソーサラー・スプリームを超える力の持ち主なんですよ。どういうこと?


一つの説として、MCUスパイダーマンは、魔法のクモや、神のクモ、はたまた宇宙のクモに噛まれたのではないかという説があるようです。だからストレンジにも勝てる。となると、想像以上の潜在能力がありそう。


頑張れば手首から糸出せるんじゃね?



4.ブルーレイについて


買う価値あります。

何十分ものオマケ映像があるのですが、どれも個人的には興味深い内容でした。撮影の裏話が豊富にあるので、そういう話が好きなら買うべきです。


そして、名作を何度も見返せるというのが最高です。純粋にこの映画が好きな人はもちろん、噛み砕いて考察・批評したいという人は、ぜひBDを買ってみてはいかがでしょう。


(なお、僕はSONYからお金はもらってません。いや、くれるなら欲しいけどw)


ところでブルーレイとDVDは何が違うのでしょうか?操作性か??



5.音楽


エンディングの「マジック・ナンバー」が最高でしたね。映像がいいし、曲もいいし。


ストーンズ?とかいうグループの日本語版主題歌「Rosy」は、正直映画の雰囲気と合ってない感じがしますね。歌詞は内容とあってるんだけど… うーん。若者ウケを狙ったのかな。


意外と良いのがですね、東映スパイダーマンの主題歌を聴くとこの映画を思い出せるのでオススメです。マジで。



長くなったので、続きは考察メインの記事で!