扶桑むかしばなし

【小説】イルカ帝国の野望 その5

「何!?地上にはボウケンシャという魔物がいるのか!?」「はっ、左様でございます…。あれほどの強さ、生身では絶対に敵わないでしょう。『円盤』を使うべきかと…」海底のセントラルキャッスルにて、話し合うのはデルフィニオス一世と、全身に包帯を巻いた…

【小説】イルカ帝国の野望 その4

「来るなら来いっ!」「はああーっ!!」星太郎が動く。大きく跳躍し、右手にエネルギーを溜めながらカイルに飛びつく。それに対し、カイルは瞬時に光線銃を放つ。「ぐあっ!?」ドン、という衝撃。カイルに接近していたはずの星太郎は、遥か後方に弾き飛ば…

【小説】イルカ帝国の野望 その3

イルカのカイルは村にいた。そして、村人たちは怯えていた!「きゃーー!イルカが喋ってる!」「イルカが歩いてるーーッ!!」「ふむ、これが地上人の家か。ちょっと攻撃してみよう」カイルが光線銃を撃つと、一軒の家が閃光に包まれ、消し炭になる。「むむ…

【小説】イルカ帝国の野望 その2

海の中にイルカ帝国が栄えていた頃、地上には扶桑(ふそう)という島国があったそうな。扶桑には、それはそれは勇敢な女武者と、盗賊の少年がいたそうな…「師匠!イルカ見せてよ!」「ダメだ。この辺の浜辺にはイルカなんて来ない。もっと遠くの島じゃないと見…

【小説】イルカ帝国の野望 その1

むかーしむかし、あるところに、イルカ帝国がありました。イルカ帝国には進化したイルカが住んでいて、彼らは高度な知性と超能力を有していましたとさ。ある日、イルカ帝国の王・デルフィニオス一世は、部下たちに命じました。「皆のもの、よく聞くがいい。…