ゾロアスター教とマニ教を調べた感想

創作の取材と、自己満足という目的を兼ねて、ゾロアスター教マニ教について調べた。

その感想。


ゾロアスター教のアムシャ・スプンタ(善の神々)はやっぱり抽象的。

どうやら、聖なる神スプンタ・マンユとアムシャ・スプンタは、預言者ゾロアスターが作ったオリジナルの神々で、古来から信仰されていた神々とは違うらしい。


アフラ・マズダー、ミトラ、ヴァルナ、アナーヒターなどの「アフラ」(インドではアスラ)についての理解が進んだ。

叡智の主アフラ・マズダー、水と誓約の神ヴァルナ、水神アパーム・ナパートは同一視されているらしい。

アナーヒターは河川の女神。ミトラは契約と太陽の神。契約を破った者に罰を与える戦の神でもある。


・事前の目標で「最終戦争をモチーフにした作品が書けるようになりたい」と言っていたが、ちょっとそこまでは進んでない…

まずは基本的な事柄について知れただけでも良しとしよう


・ヨーロッパではゾロアスター教の聖職者が「マギ」つまり悪魔と関わる魔術師とされたり、預言者ゾロアスターが妙な人気を得たこともあった。

しかし、その当時のヨーロッパ人が正しくゾロアスター教を理解していた訳ではなかったし、ゾロアスター教悪魔崇拝の宗教ではなかった。

むしろ、ゾロアスター教徒は悪魔を嫌い、善なる存在を敬い、悪魔から身を守るために儀式や祈りをしていたにすぎない(西洋でいうと白魔術)。


ゾロアスター教と繋がりの深い宗教には、かつて中国やヨーロッパにも広がった、「ミトラ教」と「マニ教」がある。また、ゾロアスター教最高神アフラ・マズダーであるが、ある時期から「ズルヴァーン」=時間という存在が全ての根源だという考え方も出てきた。


マニ教ゾロアスター教を元にしていろので、ゾロアスター教の基本を覚えておくと理解が容易になる。どちらも善悪の二項対立を基本とし、共通した神格が出てくる。


マニ教の偉大なる父、光明の父、ズルヴァーン

ゾロアスター教のズルヴァーン


マニ教の原人オフルマズド

ゾロアスター教のアフラマズダー


マニ教の生命の母

→アナーヒター


マニ教の生きた霊ミフルヤズド

→ミトラ


マニ教の暗闇の王、悪の神アフリマン

→悪の神アンリ・マンユ


暗闇の王子アシャクルーン

→邪龍アジ・ダハーカ


・一番の収穫としては、マニ教を理解しアレンジするための素養ができた事だろうか。

マニ教は中国において邪教とされ、武侠小説の悪役となったり、明の成立にも一枚噛んでたりするらしい。

なので、マニ教自体は光vs闇の西洋ファンタジー的な面があるものの、その情報を中華ファンタジーに活かす事もできるだろう。


おわり