【考察×2】ウルトラマンネクサスとシン・ウルトラマンの考察

どうも、マンボウ☆ロマンボウです。今回は二本立てです。


ウルトラマンノア=シンウルのリピア説

マルチバースの時代とスペースビーストの関係


ウルトラマンノア=シンウルのリピア説


1.両者の共通点


前置きとして、本記事の考察は公式設定ではないです。製作関係者の意見とは異なる可能性が高く、あくまでもファンの妄想としてお楽しみください。


それではまず、それぞれのウルトラマンについて説明しましょう。


ウルトラマンノア

スペースビーストと戦う銀色の巨人。他のウルトラマンと比べても特殊な存在で、時空を超え、様々な宇宙に来ている。その力は最強と言われることも。カラータイマーの代わりに赤いY字型の『エナジーコア』を持つ。


ウルトラマン・ザ・ネクス 」や「ウルトラマンネクサス」は彼の姿の一つ。また、初代ウルトラマンには中東のバラージ王国で崇拝される「ノアの神」の石像が登場している。



ウルトラマンノア


ウルトラマンネクサス



ウルトラマン・ザ・ネクス



リピア(ウルトラマン)

シン・ウルトラマンの主人公。作品の中では「ウルトラマン」と呼ばれる事が多い。初代ウルトラマンに似ているが、カラータイマーはない。また、最初は銀色で、人間と一体化してからは赤い色、弱体化すると緑色になる。


放射線を吸収する能力や、マルチバースを移動する能力、一瞬に満たないパンチでゼットンをぶっ飛ばす能力など、普通のウルトラマン以上にパワフルである。



リピア(シン・ウルトラマン)



さて、この二人を比べてみると、実は似ている部分がちょいちょいあるんですよね。



ノア←→リピア


マルチバースを移動できる←→マルチバースを移動できる


・カラータイマーがない(エナジーコアはある)←→カラータイマーがない


・最初は銀色←→最初は銀色


・人間と一体化した後、赤や青の姿にも変身する←→人間と一体化した後、赤色になる。エネルギーが減ると緑色に。


単独でマルチバースを移動できる←→単独でマルチバースを移動できる


・最終決戦、すごいパンチでダークザギを地球外へ吹っ飛ばした←→最終決戦、すごいパンチでゼットンプランクブレーンに吹っ飛ばした


・ノアの神と『名前』が同じ←→ノアの神と『姿』が同じ(後で解説)



このように、ウルトラマンノアとリピアには、妙に繋がりが多い気がします。



2.「ノアの神」は何者か


ノアの神とは初代ウルトラマン第七話「バラージの青い石」に登場する神的存在です。5000年前、中近東にあるバラージ王国で怪獣アントラーを倒し、弱点である「青い石」を授けたとされています



ノアの神(石像)



その石像は初代マンと似ていますが、胸にはカラータイマーがありません。したがって、『姿』はリピアに似ているといえます。


しかし、『名前』はウルトラマンノアに似ていますし、『超決戦!ベリアル銀河伝説』という映画では、ノアの神殿に「バラージの盾」という秘宝が祀られていました。バラージの青い石と同じ、『バラージ』です。


このように、「ノアの神」は、リピアとノアに繋がる要素を持っています。




3.リピアは新人時代のノアだった?(リピア生存説)


このようにノアとリピアには共通点もありますが、不自然な点もあります。


・名前と姿の違い

・映画のラストとの矛盾


名前と姿の違いは簡単です。かなり永い年月のはてに進化し、リピアが別の姿や名前を持つようになったのだと考える事ができます。ノア自身、「ネクスト」「ネクサス」などの姿と呼び名を持ち、同一人物には見えないほどの違いがあります。



別人のふりをするノア(左はネクサス、右はネクストの姿)



映画のラストについては、様々な可能性があります。


・リピアは神永に命を渡して死んだその場合、ノアとは別の人物である


・リピアは死んだが、神永の中で生きている人類製のベータカプセルが開発されれば、神永は変身できる。つまりリピアが帰ってくるかもしれない。


・リピアは死んだが、光の星の技術は常識を超えている。ドクエみたいに蘇生できるかも



どの説が正しいかは不明ですが、リピアが生存・復活する可能性は一応あると思います。そうなれば、リピア=ノア説が成り立つ余地もなくはない。



4.リピアの問い、ノアの答え


映画『シン・ウルトラマン』において、リピアは人間との一体化という禁忌を犯してしまいます。けれども、そこには理由がありました。


神永が、子どもを庇って死んだこと。


そこにリピアは「なぜ、他の個体を助けるために命をかけたのか」と、興味を抱いたのです。


結局、リピアは地球を守るために自分の命をかけながらも、答えを見つけることはできませんでした。けれども、そんなリピアにゾーフィは「ウルトラマン、そんなに地球人が好きになったのか」と言うのでした。



一方、ノアやネクサスの物語では、「諦めないこと」「希望を持つこと」「絆を受け継ぐこと」といった理念が変身者の言葉で語られました。ノアは、様々な背景を持つ変身者に対して、精神的な影響も与えていました。


そんなノアがリピアと同一人物だったとしたらどうでしょう?


「一人の個体を超えて、希望や絆をつなぐこと」


それは「他者を助けるために命をかける理由」として、非常に筋の通ったものだと思います。一人一人の人間は弱く、儚くても、そのつながりは『より大きい価値』を生み出すことができる。それが希望や絆です。


遥かな時を経て、リピアは自分なりの答えを見つけられたのではないでしょうか。



5.余談、エヴァとネクサス


ちなみに、ネクサスの最終回はTVエヴァのオマージュになっています。その最終回をさらにオマージュしたのが、エヴァ:破のシンジが綾波を助けようとするシーン。


そのため、庵野氏の作品とウルトラマンノアは意外と無関係でもないと考えられるでしょう。



マルチバースの時代とスペースビーストの関係


ある時期から、ウルトラマンの世界では『平行宇宙』や『マルチバース』を超えた戦いがかなり増加しました。その理由を考察するとしたら「エンペラ星人の死」「レイブラッド星人やベリアルの影響」などが候補に上がるでしょう。


一方、先ほどの『リピア=ノア説』を採用するなら、初代ウルトラマンが地球に来るよりも前から、リピアは様々な宇宙で活動していたことになります。その初期の事件として『シン・ウルトラマン』の出来事があるとしたら、「初代ウルトラマンが地球に来るよりも前、マルチバース間の移動が盛んな時代があった」という推測が成り立ちます。


では、マルチバース間の移動はなぜ減ったのか。一つの可能性として、『スペースビースト』の出現が理由だと思います。


スペースビーストは他種族の恐怖を餌にして成長する種族です。そのため『ウルトラマンネクサス』では「スペースビーストの成長を抑えるため、人々からスペースビーストに関する記憶を消す組織」(モリーポリス)が登場したほどです。


ひるがえって、『シン・ウルトラマン』の世界観は敵対意識の強い世界観だと思います。



・禍威獣が地球原産の生物ではなく、「宇宙人の生物兵器が地球に放棄されたもの」「それをメフィラスがさらに改造したもの」という設定になっている。つまり、外星人同士の戦争がなければ、禍威獣も存在しない


・地球人が巨大化できるというだけでも、兵器として全マルチバースから狙われたり、光の星から危険視されて太陽系ごと消されそうになる


・地球だけでも、海外の諜報機関が日本の情報を探る描写がある。(ウルトラシリーズでは、国同士の対立はあまり描かれない)



このような世界観では、他の文明に対する恐怖は非常に大きなものとなるでしょう。しかも、「全マルチバース」という単位で恐怖を抱くのです。そこにスペースビーストという種族が生まれたら、全マルチバースがまたたく間に被害を受けるのではないでしょうか。


コロナ対策と同じで「すでにビーストが来ている宇宙とは繋がりを絶つ、その宇宙を隔離する」といった出来事があったかもしれません。


そうしていく内に、マルチバースの繋がりは衰退していったのではないでしょうか。そんな時代でも、リピアは平和のために戦い、時空を超える神の如き巨人『ウルトラマンノア』として、いつしか名を馳せたのかもしれません。〈おわり〉